お買い物は楽天で

ページ

2013年1月9日水曜日

末法の世 それが今

食材が腐っていたら、どんな三ツ星シェフでも、美味しい料理はできやしない。
いや、それ以前の問題だ。

今、がまさにそういう時なのですね。

1月5日のエントリーで、「ニッポンのジレンマ」に関して書きました。今日はその件について、もう少し詳しく書こうと思います。

宇野常寛が看破した。まさに末法の世なのだと

今年の「ニッポンのジレンマ」で注目スべきパネラーは二人。
宇野常寛と猪子寿之。
特に宇野さんは今回キレキレだった。
後一人、早稲田の先生がいて、この方もよかった。

他の人は全然ダメでした。何がダメかというと、ダメな人の多くが、腐った食材の世界でどうするか、という話しでしたし、女子に至っては(特にウサギのキャラクターのニックネームがついた人)は、自己実現的なやすっぽい話に終始していました。

猪子寿之                宇野常寛

 


さて。

宇野常寛さんは、大河ドラマの「平家物語」と比べつつ、論を展開していました。
清盛は、腐ってしまった貴族社会を何とかしようとして貴族に近づいたけど、失敗。
頼朝は、貴族社会は腐ってるから、新しいところで新しい制度を勝手に立ち上げ、そこに人が集まって新しい時代を築いた。ということ。
今の、多くの人がこれが日本だ、と思っている社会を、平家物語に沿って、まさに末法の世、とも言っていました。そしてそこに強く同意していたのが、あるいは実感していたのがチームラボの猪子寿之。

今、政治家や企業、あるいは私たちが生活するとき、腐っている方で何かしてもしょうがない、ということなのです。

すでに、新しい世界はでき始めていて、宇野さんは、コミケを例に持ちだして、既に恐ろしいほどの大イベントがそこにあるのに腐った世界の人達はそこに全く着目しない。あるいは、法律を解釈してそこを潰そうとしてくる。というのです。
そうなんだろうな……。
紅白歌合戦が視聴率がよかったって……。そんな腐ったところでよくてどうしたっていうんですか。アフリカと中継してお金かけすぎ? そんなんどうでもいいですよ。初音ミクは、世界的に観られていて、紅白なんか……。

これから時代が変わります。もう、変わっている部分は多くあります。
経団連とか、あの辺の新年会で、大きな会社のエライ人がいろいろ言っていましたが、これは日本がだめになるはずだ、痛切に感じました。
終わってるんですよ、既に。腐ってる。
安倍晋三がいろいろ言ってます。やってます。しかし、絶対に日本はよくならないです。やり方が古いし、結局、既得権を守るだけだと思います。
それから、東京都がオリンピックを招致しようと躍起になっていますが、オリンピックを呼んで元気になろう、と言った考え方が既に古い。古過ぎる。

新世界のこと。そして新世界へ映ることを、絶対的に邪魔するもの

もう、既に新世界が明けようとしているのです。みんなも早く、急いでそっちで仕事をしないと。
では、具体的に、新世界とは何か
これに関しては、今回のエントリーでは申し上げないことにします。少し自分の中でまとまっていないところもあるので。
(近日中には、エントリーします)

しかし、それを邪魔するものが2つある。

一つは、意味のない既得権。
ジャスラックなんて、その典型ですね。このような既得権はあるとき突然崩壊することが予測されます。
大したことないでしょう。
法律を曲げて解釈し、弾圧をかけてくるでしょうが、新世界に人が流れてくれば、それは大丈夫。

しかし、どうしても、新世界の夜明けを邪魔するものがあるのです。これは本当にどうすればいいのか……。
無力感で体も動かなくなります。
それ、なんだと思います?
  ⇓
  ⇓
  ⇓
  ⇓
  ⇓
  ⇓
  ⇓
  ⇓
  ⇓
  ⇓
  ⇓
  ⇓
原発です。
(いい悪いは別として、事実として邪魔なんです)

次回は、このエントリーに関しては
なぜ、原発が夜明けを邪魔するのか、ヲの理由に触れたいと思います。


宇野常寛さんにTwitterで呼びかけて、
宇野さんの考え方を知るのに何を読めばいいですか?と尋ねた所、
返ってきた答えは
これでした。
  ⇓
PLANETS vol.8
PLANETS vol.8
posted with amazlet at 13.01.08
宇野 常寛 濱野 智史 安藤 美冬 猪子 寿之 荻上 チキ 開沼 博 萱野 稔人 國分 功一郎 駒崎 弘樹 鈴木 謙介 速水 健朗 福嶋 亮大 藤村 龍至 古市 憲寿 水無田 気流 吉田 徹 與那覇 潤 中川 大地
第二次惑星開発委員会
売り上げランキング: 112


評論家・宇野常寛が主宰する総合誌〈PLANETS〉のリニューアル号。

特集「21世紀の〈原理〉――ソーシャルメディア・ゲーミフィケーション・拡張現実」では「情報社会」と「日本的想像力」をキーワードに、猪子寿之、濱野 智史、古川健介(けんすう)といった日本(ガラパゴス)情報社会のエキスパートたちとその本質を抉り、ポテンシャルを引き出す議論を展開。誰も見たことの ない/しかし確実に出現し始めている〈未来〉の姿を描きだします。

また巻末特集「ニッポン開発員会2013」では、安藤美冬、荻上チキ、開沼博、國分功一郎、駒崎弘樹、鈴木謙介、古市憲寿、與那覇潤など各界で活躍する若 手論客たちが結集し、原発、民主主義、社会保障、格差などこの国に山積する課題について全方位的に処方箋を提出します。

ほぼ20代、30代の論客「のみ」で占められた新しい知性の、新しい問題設定に基づく、新しい言論の姿を目に見えるかたちで提示する一冊です。






0 件のコメント:

コメントを投稿